フェルティミシンって何?縫えるの?購入迷ってる方向けレビュー

フェルティミシンってどうなの?

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5歳の娘がサンタさんにお願いしてもらったのは鬼滅の刃のフェルティミシンでした。商品自体はYoutubeで見て知ったようで、私は「フェルティミシン」なるものをこのときはじめて知りました。私がよくミシンを使っていたので、真似してみたくなったのかもしれません。可愛いですね。

はじめてこの商品を見たときは「え、縫えるの?」「どういう仕組み?」と思いましたが、なるほど、フェルト同士を糸を使わずに圧着させる商品でした。

ここでは「フェルティミシン」の紹介と、使ってみたレビューをしてみたいと思います。

娘がもらったのはこちらです↓

「フェルティミシン」とは

「フェルティミシン」はタカラトミー社が発売しているおもちゃです。

糸を全く使わずに、ミシンの針だけで、専用のフェルト布を縫い合わせることができます

フットコントローラーはなく、本体前面についているスタートボタンを押すと針が動き始めます。針の隙間部分には子どもの手が入らないよう、ぐるっと一周透明のカバーが付いているので、お子さんでも安心して使うことができますよ。

本体サイズは12 x 21 x 21 cm。ミシンは大きくて場所をとるイメージですが、こちらの商品は意外とコンパクトです。

フェルティミシンの6つのモデル

現在、6つのモデル(赤ノーマル・あつまれ動物の森・すみっコぐらし・すみっコぐらし映画モデル・鬼滅の刃・ポケピース)が販売中です(2023年1月現在)。

作れるのはポシェットや巾着、ペンケース、チャームなどの小物です。キットに付属の予備のフェルトを使って、アイデア次第で好きなものを作ることもできますよ。

 

フェルティミシンの仕組み

糸を使わずに、どのように布と布をくっつけるのだろう?と疑問に思いますよね。フェルティミシンの仕組みですが、本体についている5本の針で突き刺すことで布と布を圧着させるイメージです。

縫い合わせたところを開くと、糸のようなものが見えて一瞬縫えてる!?と思うのですが、糸ではなくフェルトの繊維がお互いの布に絡み合っている感じでした。

糸ではなくフェルトの繊維が絡まっているところ↓

糸のように絡まる繊維

 

フェルティミシンを使う際の準備

特に事前準備ということもないのですが、はじめて使う際には電池を入れ、シールを貼る必要があります。

電池を入れる

電池は単三電池4本使用です。別売りとなりますので別途用意しましょう。

シールを貼る

丸い透明のシールが付属しているので、取扱説明書のとおりに指定された3か所にシールを貼りましょう。ゴミが入るのを防止するためだそうです。

シール位置

フェルティミシン作品の作り方

準備が終わったら、早速つくっていきます!

➀フェルトを切る

まずは専用フェルトを切っていきます。フェルトは切りにくいので、裁縫用ハサミを使うと良かったです。

サンタさんにもらった当日の朝、パジャマのままフェルトを着る娘↓

フェルトを切る

②縫う

ポーチなどを縫う場合には、取り付ける順番があるので説明書で手順を確認しましょう。縫うべき場所がわかったら縫っていきます。

説明書

 

まず、電源ボタンをオンにします。このとき、電源を付けただけで少しミシン針がカタカタ動くので注意しましょう。これは針を浮かせた場所で停止させるために動かしているのだそうです。

針が上がっているのを確認し、ミシン台の上にフェルト生地をのせます。縫い始めのところの上に針がくるように置きましょう。

準備ができたら、スタートボタンを押します。ボタンを一度押せば針がずっとカタカタ動き、もう一度ボタンを押すと止まります。

布をゆっくりと動かして、布にプリントされているガイドのとおり縫っていきます。

③出来上がり

縫えたら出来上がりです!

娘ですが、はじめは私と一緒に作りましたが、次からどんどん自分だけでできるようになりました。(念のため記載しますが、対象年齢は6歳以上です。)

完成品

 

フェルティミシンが子供でも使える理由

➀安全

購入前はケガをする心配をしていたのですが、思ったより安全な設計で驚きました。針の部分はぐるっと一周透明なカバーで覆われているため、針で手を怪我したり、巻き込まれたりすることがありません。針と縫い台の間の隙間はとても狭く、手をはさむ心配もありません。

針

②わかりやすい

フェルティミシンは3枚以上の布を縫い合わせることができませんしたがって、例えば袋物をつくるにしても工程がとてもシンプルです。それでも必要最低限の袋物をつくる知識も習得できて、良くできているなぁと思いました。将来家庭科の授業でも役立ちそうですね!

③楽しい

娘をみていて思ったのは、自分で作ったものが形になるのがとても嬉しそうだなぁということでした。特に一番最初につくった肩掛けポシェットは、肩かけの紐部分を4枚の紐を縫い合わせているので強度や仕上がりに難点があるのですが、それでも娘はとても気に入っていました。「自分でつくった!」というところがとても嬉しいポイントだったのでしょう。

なんでも買ってくるのは楽ですが、自分で作ったものは格別ですよね。

フェルティミシンの難点

反対に、私が感じたフェルティミシンの難点をいくつか挙げてみたいと思います。

➀布送りがない

フェルティミシンでは、布送り機能がありません。そのため、自分で布を動かしてガイドに沿って縫っていくのですが、どのくらいのスピードで布を動かせば丁度よくキレイに縫えるのかがわかりませんでした。

糸を使って縫っているわけではないので、布同士を強くくっつけるためにはゆっくりと布を送っていくと良さそうです。

②仕上がりが汚い

残念に思ったのができた作品の仕上がりです。縫い目がとても汚いのです。5本の針で穴をあけて布同士をくっつける、というイメージなので、布に穴がたくさん開いてしまいます。遠目に見たら目立たない..のかも?子どもは気にしていなそうでした。

縫い目

③針の替えがきかない

メーカー公式では、針が折れてしまった場合は直ちに使用を中止、かつ修理不可となっています。

ダイソーの羊毛針がピッタリで、交換してみた方もいらっしゃるようですが、自己責任でお願いします。

④フェルトが高い

フェルティミシンでは専用のフェルト以外は使ってはいけないことになっています。特殊な縫い方なので、仕方ないのかもしれません。布がなくなった場合は別途キットを購入する必要があります。

 

QAまとめ

良くある質問をいくつかまとめてみました!

 

専用フェルト以外のフェルトを使って遊ぶことはできるの?
専用のフェルト以外で遊ぶことはできません。(専用の生地以外を使うと、縫製ができない、針に不具合が生じる可能性があるそうです。)
他のブログでは市販のフェルトを使っても大丈夫だった、という報告もありましたが、自己責任でお願いします。
フェルティミシンの針が折れてしまった。針交換はできる?
経年による針折れの場合、修理の対応はしていないそうです。また、メーカーでの針交換対応はしていないそうです。
フェルトがフェルティミシン本体につまってしまい取れなくなってしまった。
まず電源スイッチを「0」にし電源をOFFにします。
手動ノブを押しながら回すことで針を上下に動かすことができるので、上の針を上げ、下の針を下げてフェルトから針を外しましょう。
フェルトで作った物を洗濯することはできますか。
フェルトが色落ちする可能性があるため、洗濯はできません。

フェルティミシンを安く楽しむ方法

2023年1月現在、フェルティミシンは以下6種類が販売されています。おそらくデザインが異なるだけだと思いますが、価格にかなり差がありますね。

フェルティミシン ハッピーデザイン 7,980円
フェルティミシン  すみっコぐらし 5,153円
フェルティミシン 映画すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ 11,271円
フェルティミシン  鬼滅の刃 1,900円
フェルティミシン あつまれどうぶつの森 4,182円
フェルティミシン ポケピース 4,864円

 

機能自体に差がないとすれば、一番安い「鬼滅の刃」デザインの本体を購入+別途お好きな「別売り専用フェルト」を購入すれば、安く楽しめるのでは… なんて思ってしまったりもします(笑)

 

まとめ

私としては購入するかどうか少し悩んだプレゼントでしたが、結果、「買って良かったなぁ」と思いました。自分でつくることの楽しさ、自分の力でできるんだ、という自信を持たせるのに良いおもちゃだと思いました。気になってお兄ちゃんも使っていましたし。

ただ、やはり仕上がりは気になるので、もう少し大きくなったら子どもミシンの購入も検討してみたいなと思いました。

子どもたち(もちろん男の子にも!)には、裁縫を身近に感じてもらえればと思います。どなたかの参考になれば幸いです!

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