公立小学校英語必修化を解説。小1は年5回、小3からは週1回!レベルは?何を勉強するの?

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「2020英語必修化」。聞いたことはあったのですが、2020年当時、我が家の子どもたちは幼稚園児。まだまだ先のことだし、どうせ先取りで英語は学ばせるつもりだし、後で知ればいいや…と思っていたらあっという間に長男は小学校3年生になってしまいました。

小1、小2の頃は「あ、英語の授業あるんだな~」くらいに思っていたのですが、小学校3年生になっていきなり「週1回」になりとても驚きました。だって、それまで「年に5回」だったのですから。英語の時間がかなり増えたことになります。

どんなことをしてるのかな?と疑問に思ったので調べてみました。

公立小学校の英語について、ざっくり知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。

英語

2020英語必修化とは

新学習指導要領の適用

「新学習指導要領」は2017年3月に告知され、3年の移行期間を経て、2020年4月から適用されました。その中で大きく変わったのが「小学校での英語教育必修化」と「英語教育の低年齢化」です。

これまでの学習指導要領では、5・6年生が対象だった外国語活動が、小学校3・4年生からへと変更になりました。新学習指導要領では、3年生と4年生は「外国語活動」、5年生と6年生は「外国語」という教科となっています。

小学校3・4年生 =「外国語活動」
小学校5・6年生 =「外国語」(教科)

変更された経緯

今まで5年生~だった英語が、3年生からになった理由ですが、文科省の資料には以下のように書かれています。

グローバル化が急速に進展する中で,外国語によるコミュニケーション能力は,これまでのように一部の業種や職種だけでなく,生涯にわたる様々な場面で必要とされることが想定され,その能力の向上が課題となっている。

小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説「外国語・外国語編」(中学年の外国語活動の導入の趣旨)

これはまあそうですよね。グローバル化が進む中で、英語がもっともっと必要とされてきます。普通の会社員をしていてもいきなり英語の契約書渡されることもありますし、普段の生活の中で英語しか話せない海外の方と出会ってしまうことも多々あります…

 

で、これまでの英語教育方針をなぜ改訂したかというところですが、ざっくりですが、

  • これまでの英語教育でも「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」を総合的に育成することをねらいとしてきたが、以下のような課題が残った
  • 小学校5・6年で音声中心で学んだことが,中学になって音声から文字への学習へとうまく接続されない
  • 年齢があがってくると、児童の学習意欲に課題が生じた

これも良くわかります。10歳超えてくると、英語を人前で発音するのって気恥ずかしいですよね。学び方についても、子どもに音声とアルファベットをリンクさせるのもすごく難しい課題だと思います。

英語を学ぶのに最適な時期は?

これは個人的な見解とはなりますが、英語を学ぶのに最適なのは6~10歳くらいだと思います。

英語 子ども

私自身は帰国子女で、アメリカで7歳~10歳まで暮らしていました。アメリカミシガン州の現地校に通い、自然と英語が身に着いたのがこの時期です。発音も綺麗でしたし、英語習得に苦労した記憶がありません。もちろん単語の順番を考えて文をつくることもありません。(その後の英語力の維持にはかなり課題を残しましたが。)

ちなみに一緒に暮らしていた2個下の妹も英語は得意ですが、4個下(当時3歳~5歳)の妹は英語全く覚えていません。幼稚園に入るのが遅れたり、幼稚園で過ごす時間が短かったのもあると思います。小さすぎてもダメ、ということですね。

 

脳科学的にも言語の発達は”8~10歳でピークを迎える”(参考:「16万人の脳画像を見てきた脳医学が教える「賢い子」に育てる究極のコツ」)とあり、自身の経験からも納得しました。

また、低年齢で英語に触れることは発音面でもメリットがあります。発音ができるようになっておくと、大人になっても口の使い方を覚えていますよ。

もちろん、英語の勉強に遅すぎることはありません。大人になってから努力して英語を身に着けた方も大勢います。

「外国語活動」「外国語」の授業内容

「外国語活動」(小3・小4)

さて、本題です。小3からはじまる英語ですが、「英語」ではなく「外国語活動」なのですね。「外国語」なので対象は英語だけではありません。世界には様々な言語や文化があるよ、という理解からはじまるようです。また、「活動」となっており、そうした外国文化などを体験的に理解を深めよう、という趣旨だそうです。この年齢では体験することが一番頭に残りますよね。

「日本語と英語の発音の違いに気付くとともに,外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる」ともあり、異文化理解と、この後本格的にはじまる英語学習への入り口をつくってあげよう、という感じでしょうか。

実際の「外国語活動」の授業は、クイズや歌、挨拶や簡単な英会話など、英語に触れる活動型の学習だそうです。

指導要領も掲載されているので興味ある方はどうぞ。

授業は基本的に学級担任が行うそうですが、息子の学校ではイギリス人のとても背の高い講師だそうです。地域によって先生が確保できるかどうかは差が出そうですね。

「外国語」(小5・小6)

小学校5年生からは、「外国語」が教科となります。教科になるとは以下を意味します。

  • 通知表に成績がつくこと
  • 文部科学省検定による教科書を採用

週2回の授業時間が割り当てられるようになります。結構大変ですね。

「外国語」科の目標は「外国語活動」とは大きく変わりませんが、「~基礎となる資質・能力を育成する」というのが高いレベルを想定しているのかな、と思いました。

「第1目標」

外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成すること。

小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説「外国語・外国語編」(外国語科の目標及び内容)

「外国語」の授業では、それまで外国語活動で行っていた音や会話中心の授業から、「読み」・「書き」が加わります。

今までは中学校で習っていた長い文章なども学習内容に含まれてきます(”He is a good soccer player”、など)。また、小学校卒業までに300~600語程度の語彙力を身につけるという目標が掲げられており、一気に難しくなりそうだな、という印象を受けました。

公立小学校英語授業を受けた子どもの感想

息子は小学校3年生になり、まだ2回しか授業を受けていませんが「楽しかった!」と言っていました。最初は「世界の挨拶」を学んだようです。

パソコンのアプリ?で音声を流してくれたり、実際に発音したり、クラスメイト同士で挨拶を言い合って楽しんだようでした。一方で、こういった「外国語に触れて楽しむ」のは、8~9歳でギリギリなのかな?とも思いました。

まとめ

小学校で学ぶ英語の比重が大きくなっています。

➀英語教育の低年齢化、②「教科」化(成績がつく)、➂高学年での「読み書き」追加。日本の英語教育は世界で見ればまだまだ遅い方なので、英語教育の低年齢化には個人的には賛成です。

高学年での内容はかなり高度なものになってきていますので、家庭でのサポートも必要になってきそうですね。

 

可能であれば、比較的時間のある低学年のうちに英語の音声や雰囲気に触れておくのがおすすめです。(高学年になると授業時間も長く勉強も大変になるので本当に時間がないです。。)

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どなたかの参考になれば幸いです。

 

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