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今回読んだ本は松村亜里著『世界に通用する子どもの育て方』です。早速紹介していきますね。
著者について
著者は松村亜里さん(医学博士・臨床心理士)で、コロンビア大学大学院で臨床心理学を学び、その後も心理学講座で人気を博している方です。心理学、特にポジティブ心理学を元にした育児の方法論について、本書では紹介されています。
また、2人の年子のお子さんがいるそうです。実際に子育てを経験された方のお話もあると、説得力がありますよね。
本書はこんな方におすすめ
一読して、あ、研究者の方だな!と思いました。少し難しい言葉も出てきます。でもそれは逆に言うと、この本が「科学」に基づいて書かれていて信頼できること、難しいことをできる限り嚙み砕いて一般の方にわかるように書いてくださっているのがわかります。
前書きに「こんな方に読んでほしい」という対象者が書かれているので、一部紹介します。
- 情報がありすぎて何を信じていいかわからない。
- 優しいママでいたいのにそうなれない。
- 子どもに自主性がなくて困っている。
- 時代が変化していく中で、世界のどこにいても活躍できて、幸せでいられる子どもに育てたい。
思わずうんうん、と頷いてしまうものばかりではありませんか?
子どもにどんな人になって欲しいかを考えたときに、私は「自分で考えて行動できる人」かな、と思います。AIの進化により、単純労働はどんどん減っていきそうです。これから残るのは人間にしかできない仕事です。
それはわかっていても、「どうすれば自立した子どもに育てることができるの?」「過保護もダメ、放置もダメ。どうすればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。私もそうです。(一緒に本で勉強していきましょう。)
ポジティブ心理学とは
著者は「ポジティブ心理学」を学んでから、「自分のなりたい親の姿に近づけるようになった」と書いています。ポジティブ心理学とは、
ポジティブ心理学は、「幸せになるにはどうすればいいのか」を科学的に探究するもので、1998年に提唱されてから研究が進み、ビジネスや教育機関で応用されてきました。
「どのような関わり方をすると子どもが幸せになるのか」を、「科学的に検証された」方法で子育て論を語るのが本書です。その根底には、
という考え方があります。もし我が子に収入が高くなってもらいたいなら、子ども時代に幸せにしてあげれば将来叶う、ということです。
4つの子育てタイプ
カリフォルニア大学バークレー校ダイアナ・バウムリンドが提唱した、親の子育て類型というのがとても参考になりましたので紹介します。(➃は後からスタンフォード大学のエレノア・マコビーらによって追加されたそうです)
<親の子育てタイプ>
- 民主的… 子どもへの期待は高いが、自律性を尊重し、説明し、温かく、共感的。
- 権威的… 子どもに命令してコントロールする
- 迎合的… 子どもへの愛はあるが、制限を全く設けず甘やかす
- 無関心… 子どもに関わらない
いかがでしたか?ご自分はどのタイプだと思いましたか?
怒ることで子どもをコントロールしようとしてみたり、逆に甘やかしてみたり、皆さんいろいろ経験されてきたのではないでしょうか。「どうすれば子どもの自主性を損なわずに正しい方向へ導くことができるのか」、私の中では大きな課題でした。
子どもを信じつつ、ダメなことはしっかりと説明し、子どもに共感する。言葉にすると簡単ですが、子どもがそれを理解してくれるまでに長い長い時間と忍耐が必要になります。
「民主的な子育て」(支援的な子育て)を実現するためには、親(特に母親)自身も幸せを感じていて、余裕を持って子育てできる環境がまずは大事なんだろうな、思いました。周りに助けを求めたり、母親が子育てで自分を責めることのないよう、日本も変わっていってほしいです。
『世界に通用する子どもの育て方』を読んだ感想
私の感想としては、かなり盛りだくさんな内容で、学ぶことが多かった本です。
子どもの年齢があがるにつれて、「子どもとの接し方がわからない」・「言うことを聞いてくれなくどう声をかけていいかわからない」という方はぜひ一読をおすすめします。
特に子どもへの声掛けでは、「あ、こう言えば良かったんだ!」という発見が必ず見つかると思いますよ。
私はKindle Unlimitedで読みました(2023年4月現在)。Kindle Unlimitedは登録初月は無料で本が読み放題なので、無料で読めるかどうか、ぜひ確認してみてくださいね。
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