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今回読んだ本はモンテッソーリ教師あきえ著『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』です。０歳～６歳くらいまでのお子さんをもつ親御さんにおすすめの一冊です。
著者について
著書はモンテッソーリ教師あきえさんです。幼稚園教諭、保育士、小学校教諭をされている方です。自身の出産を機に、「日本の教育は本当にこのままで良いのか」という疑問を感じ、モンテッソーリ教育を学ばれたそうです。
現在、Instagram、Voicy、Twitter、YouTubeなど、多方面にて活躍されています。
モンテッソーリ教育に学ぶ子育て
本書は「モンテッソーリ教育」が題名に入っていますが、育児をする上でのごく一般的な悩みを、モンテッソーリの理念を当てはめて解決しようとするものです。特別変わったことをしたり、特別な準備が必要なことはなく、すぐに実践できるものばかりです。
そもそもですが、「モンテッソーリ教育」とは、
だそうです。
子どもが自分でできるようになるのを、親がサポートする。そのための関わり方や声のかけ方を教えてくれます。個人的には、０歳～６歳くらいまでのお子さんをもつ親御さんにおすすめの本だと思いました。
悩み別では、こんな方におすすめです。
- 子どもが自分の要求が通らず泣きわめく
- 一人でもできるのに「やって！」と言ってくる
- 何度注意しても困った行動がなおらない
- 食事中の振る舞いに悩んでいる
- 歯磨きが嫌い
- 約束を守れない
- 嫌なことがあると噛んだり叩いたりする
- 友だちにものを貸してあげられない
- 素直に謝れない
いかがですか？
自身の子育てで気になった項目があれば、ぜひ読んでみることをおすすめします。
また、もし仮に上に挙げた内容で困っているママ友・パパ友がいたとして、そのすべてにあなたがアドバイスができるくらい、丸暗記必須の内容ですよ。
友だちにものを貸してあげられないとき
私が自身の子育てと照らし合わせて気になった項目は、「友だちにものを貸してあげられない」の項目でした。
といっても、貸せなかったのは我が子ではありません。当時一人っ子（その後弟が産まれています）の、いつも一緒にいたお友だちAくんです。当時、幼稚園年少での出来事でした。
お友だちAくんは、幼稚園中のシャベルをすべてかき集め、４０～５０個を荷車に乗せシャベルを一つも貸してくれません。息子たちは貸してほしいと泣きわめいていました。幼稚園降園後のことだったので、それぞれのお母さんたちが見守っていて、私もまだ新米ママだったのでどうしてよいかわからず、様子をうかがっていました。
その子のお母さんは「貸してあげなさい」とは言いませんでした。「あなたがもっているものが、みんなには宝物に見えたんだね。」と。
「子どもの気持ちを尊重してあげられるお母さんなんだろうな」とは思ったのですが、他の子どもへの配慮はなかったのが当時は残念な気持ちになったのを覚えています。あのとき。子どもたちにどう対応すべきだったのだろう…？と数年間もやもやした気持ちでした。
でも、本書に書かれていたことを読んで、今は少しすっきりしました。
「幼い子どもはお友だちにおもちゃを貸せなくともよい」
「ただし、それが公共のものの場合には順番を守ることを教えてあげる」。
「なるほど」と思いました。子どもの「今使いたい」という気持ちは大切で、尊重すべきです。でも使って満足したら、お互いに気持ちよく使えるように、次に譲ってあげることも教えてあげる（強制ではなく、優しい言葉で）。
（ちなみに、私も今になってようやく学んだのでお友だちのお母さんを責めているわけではありません。）
子育てで何か問題が起きたときにどう対応すべきか迷うことって、たくさん、本当にたくさんあると思います。そんなとき、子育てについての知識があれば、対応方法の誤りを減らすことができます。
「こうすれば良かったんだな」と思うことばかりですが、経験＆知識からこれからも学んでいきたいなと思います。
まとめ
今回ご紹介したモンテッソーリ教師あきえ著『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』は、０歳～６歳くらいまでのお子さんをもつ親御さんにおすすめです。
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