自宅で手軽に科学実験ができる、この本を知っていますか?『わくわく科学実験図鑑』という本です。
家にある材料を使って簡単にできる実験から~準備するのに少し手間がかかる実験まで、いろいろとアイデアが載っていますよ。
今回は本に載っている内容で、我が家でもいくつか子どもと実験してみましたので紹介してみたいと思います。もちろん、子どもの自由研究にもおすすめですよ。
『わくわく科学実験図鑑』
本書ですが、中身は「科学」「技術」「工学」「芸術」「数学」の分野の実験に分かれています。お子さんの興味に応じて、実験の種類を選んであげてくださいね。パラパラめくってみて、やれそうな実験を気軽にやってみることができます。
一番の目的は、なんといっても楽しむこと…!だそうです。「どうしてだろう?」「びっくり!」「もっとやってみたい!」という気持ちが、子どもから自然と出てくること間違いなしです。
以下引用です。
いつもぎもんを持って、その答えをみつけるために、いろいろな方法をさがすこと。そして、そうぞう力を働かせて、じっさいにものをつくったり、はかったりしてみながら、じっくり考えること。
(「はじめに」より)
科学実験を通じて、科学の知識だけでなく、物事の根本を考える力や、発展させる力、自分でやりきる力も養うことができそうです。
やってみた実験12選
実際にやってみた実験を紹介してみます!詳しくは書籍に書いてあるので、そちらを見てみてくださいね。
➀瓶の中の風船(p10)
温めた、出口が細くなっている瓶に風船をかぶせるとどうなるか、という実験です。最初、瓶の中は温かい状態ですが、どんどん冷めていくことによって、内と外の「圧力」も変化していきます。
私が理系ではないので、「なぜ」を理解するまでに10分ほどかかりました(笑) 子どもたちは単純に、風船を引っ張ると風船が中に引っ張られるのが楽しかったようです。
➁ロケット発射!(p16)
これは公園でやってみました。必要なものは「ラムネケース(またはフィルムケース)」と「発泡性の入浴剤」です。入浴剤の発砲によってケースがロケットのように飛ぶ、予定でしたが…
う~ん。あまり発砲しない入浴剤だったのか、少しポコっと跳ねただけでロケットのように飛んだりはしませんでした。これはいろいろな入浴剤で試してみたいなとも思ったので、ぜひ再チャレンジしたいです。
子どもたちも、「次はもっと入浴剤を入れてやってみたい!」と言っていました。失敗も楽しめましたよ。
➂竜巻を起こそう!(p20)
「座金」がわからなかったのですが、「ワッシャー」でいいのかな。ホームセンターで売っていました。こういうやつです↓
これを2本のペットボトルの間にはさんで、ペットボトル同士をつなげます。
出来たら、ペットボトルを回しながら水を落とします。
真ん中に竜巻ができているの、わかるでしょうか?なるべく円柱型のペットボトルが良いですよ。(ワッシャーのサイズが丁度ではないのか、水が漏れてしまうのでシンクやお風呂場で遊ばせています。)
➃もれない袋(p42)
これは、息子が学校でクラスの「実験係」となり、実際に皆の前で実験をしました。教室が水浸しにならないか心配でしたが、、無事成功したようです。
必要なものはジップロックと鉛筆のみ。シンプルな実験です。鉛筆を刺しても水が漏れないの、不思議ですね。
⑤ラバランプ(p50)
空きビンの中に水と油と好きな色の食紅を入れたものに、入浴剤のかけらを落として観察します。
油と水はどうして混じらないのか、入浴剤の泡は油の中でどうなるのかを見ることができます。油と水の組み合わせも他の液体に変えて実験することができます。
⑥音波実験(p61)
こちらは使うものがスプーンと紐だけなので、簡単にできる実験です。真ん中に取り付けたスプーンをたたいてみると、音が…!?
兄妹で楽しく、手軽に実験できました。
⑦まほうのスプーン(p75)
プラスチックのスプーンをこすって静電気を起こし、塩または胡椒をくっつける実験です。果たして、くっつくのは塩と胡椒のどちらでしょうか?
小1娘は静電気がそもそもよくわかっていませんでした。そのうち学校で下敷きで髪の毛をこすられる洗礼を受けるものと思われます。
風船でタワーを倒そう(p124)
風船を膨らませてそのまま放つと、風船はグルグル回りながら飛んでいきますよね。あれって、風船の出口がまっすぐを維持できないため、空気が偏って出ていくために起こるそうです。ということは、風船の空気が真っすぐ出ていくように保定してあげれば、まっすぐ飛んでいくのかも?
これは正解が本にも書かれていないので、いろいろ試してみることができそうです。
真っすぐ飛ぶようになれば、カップでつくったタワーめがけて放ってみます。カップタワーが倒れたら成功です。
⑧ストロー飛行機(p153)
ストローと画用紙で作ります。紙飛行機と同じくらいか、それより飛ぶので楽しいですよ。子どもとの工作にも!小さい円、または大きい円、どちらを前方にするとより長く飛べるかな?
⑨落書きロボット(p180)
最近の歯ブラシを電動歯ブラシにしたので、「できるじゃん!」と思いやってみました。電動歯ブラシにペンをテープで何本かくっつけ、紙の上で電動歯ブラシのスイッチをオンにします。
ランダムに動いてぐじゃぐじゃな絵ができるだけかな?と思っていましたが、何かの形が出てきますよ。
バランスをとるのが難しくて、何度も倒れてしまいましたが、子どもは試行錯誤していました。
⑩対称な絵(p182)
絵具を使いますが、原色のまま、チューブの絵具を直接紙につけるだけなのであまり部屋を汚さずに遊ぶことができます。こちらは以前読んだこの本を参考にしました。アイデアがたくさん載ってます!
この本はぜひ見てほしい。
あらかじめ半分に折った画用紙に、完成図をイメージしながら絵具を置き、半分に折って絵具を伸ばします。
すると、お花ができました^^
小さい子でも楽しめそうですね。
⑪レースの測定(p218)
これは、昨年の息子の自由研究でした!坂道の角度を変えてトミカを走らせ、どのくらい走るかを測定しました。
条件を変えて何度も実験し、それを紙にまとめる作業はとても良い経験となりました。学校の1階に掲示していただけて嬉しかったです。
⑫潜水艦
手軽に潜水艦が沈んだり浮いたりする原理を実験できる方法です。やってみた実験では一番自由研究向きかも?
沈めた空き缶を潜水艦に見立てます。チューブ(ここではなかったのでストローで代用)から空き缶の中に空気を送り込むと、空き缶が浮いてきます。
空気の送り方を変えたり、空き缶ではなくペットボトルを使ってみたり、条件を変えて実験してまとめれば立派な自由研究になるなぁと思いました。
実験のまとめ方
一つ一つは簡単な実験かもしれませんが、実験した内容を順序立ててまとめると、立派な自由研究が完成しますよ。
<実験のまとめ方>
- 最初にどうなるのか予想する、「仮説」を立てる
- 実験の手順を書く
- 実験結果をまとめる
- 条件を変えるなど、もっと工夫できるか考える
- 結論
実験をやってみると、「次はこうしたらどうなるんだろう?」という疑問が必ずわいてきます。条件を変えて実験してみれば、実験内容にボリュームも出るかと思います。
まとめ
STEAM教育に役立つ『わくわく科学実験図鑑』を紹介しました。読んでいるだけでも楽しいですよ。残念ながら私の知識不足で再現できない実験も多々あったのですが、今後子どもがやってみたい!と言った場合には一緒に調べてやってみたいと思いました…!
子どもって、自分で手を動かしてやったことはとてもよく覚えています。「親とこんなことしたなぁ」という、いつの日かの夏の思い出にもなりますよ。
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