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今回読んだ本は加藤映子著『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』です。
著者について
著者の加藤映子さんは、大阪女学院大学・短期大学学長/大阪女学院大学国際・英語学部教授でEd.D(教育学博士)。ボストン大学を経て、ハーバード大学教育学大学院(教育学修士・博士)に入学、「ダイアロジック・リーディング」に出合い、研究を重ねられたそうです。
内容
「読み聞かせ」と聞くと、どんな光景を思い浮かべますか?私は、幼稚園の先生、もしくは親が子どもたちに読み聞かせをしている様子を思い浮かべます。子どもたちはというと、絵を眺め、静かに聞き入っている…
本書ではそのイメージを100%覆します。
この本が伝えたいことはこれに尽きると思います。著者はこの、「子どもと対話しながら行う絵本の読み聞かせ」を「ダイアロジック・リーディング」と呼んでいます。
絵本を読みながら、なんの絵が描かれているのかといった簡単な質問から、主人公がどう思ってそうした行動をとったのかを聞いてみる。
著者は「ダイアロジック・リーディング」をすることで、
と言います。
日本の子どもたちは「聞く」力は高いが、アメリカの子どもたちは「尋く」力が高い。それは絵本の読み聞かせ一つとってみても、なぜそうなのかを聞いてみたり自分の考えを発言したりする習慣からきているような気がします。
では「今日からやってみよう!」と思いつつも、「絵本の何を子どもに聞いてみればよいかわからないよ!」という方は、ぜひ本書を読んでみてください。子どもに何を聞いてみればよいのかが詳しく載っていますよ。
感想
本書の冒頭部分で、海外と日本のテストの違いを言われていて、とても納得しました。日本では暗記ものが多く、テストの空欄に暗記した言葉を埋めていくスタイル。でも海外では違います。問題文はたった一行のみで、「〇〇についてどう考察するか答えよ」という内容のことが多いです。
筆者がフランスに住んでいたときもそうでした。高校生のときだったのですが、国語の問題はもちろん、社会の問題でも理科の問題でも、この形式が多かったです。そうすると事実を知っているだけでは足りず、なぜそのような結論に至ったのかの過程を書く必要があり、苦戦した記憶があります。
「自分の頭で考えて、発言し、行動する」。いろいろな要素が組み合わさって自分だけの結論に至ります。読み聞かせだけでなく、普段から「考える」習慣を子どもたちに身に着けさせたいと思いました。
今回紹介した著書は『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』でした。
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