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<子育ての悩みシリーズ>はじめました。育児本を読む中で得た知識を、テーマごとの悩みとその解決策という形でまとめてみたいと思っています。内容は適宜追記していくかもしれません。
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今回のお題は「兄弟喧嘩 」です。
具体的にはこんな悩み。
兄弟喧嘩、一日に何度もあると本当にうんざりしますよね。口喧嘩からはじまってどちらからともなく手が出てしまい、どちらかがケガをしてしまうことも。よく殴り合いをしてしまう兄弟の場合には、放っておくわけにもいきませんよね。
下の子が喧嘩に負け泣いて母親に訴えてきて、お母さんが上の子を注意すると、上の子は上の子で「ぼく/私だっていっつも我慢してるんだから!」と言ってきたり。どちらの味方をするのも良くないとは思いつつも、どうしても大きい上の子を責めてしまうこともあるかもしれません。
喧嘩にはトラブルが起きたときの「問題解決力」を養うメリットもありますが、あまりにも頻繁に、激しく度を越している場合には止めた方が良いでしょう。
なお、ここで言う兄弟喧嘩は幼児期~小学生くらいまでを想定しています。
解決策
喧嘩のメリットを知る
まず兄弟喧嘩のメリットを考えてみましょう。兄弟喧嘩には、
- 問題解決力を身に着ける
- 感情をコントロールし、相手の立場で考える
という側面もあります。一人っ子の場合は兄弟喧嘩ができないので、喧嘩できる兄弟がいるということは幸せなことでもあるでしょう。
逆に、デメリットとしては兄弟の仲が悪くなる、激しくやりあってしまい怪我をしてしまう、親が疲れるということもあるでしょう。
例え喧嘩が起きたとしても、意見の違いをお互いに認めてあげたり、謝ったら許してあげられたら良いですよね。自分の感情をコントロールすることを学ぶきっかけにもなります。
「喧嘩してもすぐ仲直り」が理想ですね。
兄弟喧嘩によって「子どものなかの攻撃性や征服欲が開放される」という側面もあるそうです(佐々木正美著『続・子どもへのまなざし』より)。攻撃性や征服欲。お友だちに発揮されては大変ですね。それらをぶつけられるのは兄弟だからこそ。子どもの健康な発達のためには、兄弟喧嘩はした方が良いそうです。
佐々木先生は「健康な子どもは兄弟喧嘩を多くするほど、友達とはけんかをしないし、友達と仲良く遊べるものです」(同)とも述べています。
頃合いを見て親が仲裁する
ではいざ兄弟喧嘩がはじまったとして、兄弟喧嘩をそのまま放っておく方もいるかもしれません。ですが私は終わるタイミング、もしくは危険になりそうなタイミングで親が仲裁するのが良いと思います。
危険がなく、喧嘩を通して社会性を学んでいると感じる場合には見守ってあげましょう。お互いがお互いの言い分を認め、喧嘩が自然と収まれば子どもは一つ成長しています。
もし収まらなかった場合には、頃合いを見計らって親が「仲裁」してあげましょう。「仲裁」とは、「子どもたちを落ち着かせ、相手の言い分に耳を傾けさせる」ことであって、どちらが正しかったか、悪かったかを判断する「裁判」ではありません。まずはお互いの言い分を聞いてあげましょう。悪いところがあればやんわり伝えましょう。
大事なのは喧嘩をした後のフォローです。子供たちは不愉快で嫌な気持ちになっているので、それを楽にしてあげることを意識すると良いです。仲裁が済んだら「これでおしまい!」と言い、「お菓子食べる?」とか「本を読む?」など別のことで気をそらせてみましょう。
「相手の気持ち」を考えさせる
一たび喧嘩がはじまってしまうと、子どもは「相手の気持ち」を考える余裕がなくなってしまいます。親が言語化して伝えてあげると良いでしょう。
例えばですが、
互いの感情について話し合い、相手の言葉を繰り返させる。解決策のアイデアを出させる。それでうまくいく場合もあります。
子どもも、「話を聞いてもらえた」と感じることで、自分も相手の気持ちを尊重するようになります。
上の子に少し優しくしてみる
兄弟喧嘩のとき、怒ってしまうのは決まって上の子だったりしませんか?年齢が上の分、上の子の方が力が大きいですし、喧嘩の内容についても分別がついているはず、と考えがちですよね。
お母さんがどんなに平等に接しているつもりでも、上の子は「弟や妹の方が可愛がられている」と思うものだそうです。私も3人姉妹の長女だったので、これは常に思っていました。下の子の方が手もかかる分、いつも気にかけられていると思うのでしょうね。
逆に不平等に、上の子に特別優しく接するくらいがちょうどよいそうです。
上の子が優しい子になると、下の子も真似します。
とはいえ、上の子の方が体も大きく、生意気で、可愛がる気持ちになれないときも(大きい声では言えませんが)ありますよね。そういうときはその子が産まれたときのことを思い出してみてください。一番上の子って、母親にとってやはり特別な存在です。すぐに優しくできなくても、少しでもよいので優しい気持ちをもって接してあげてください。お兄ちゃん・お姉ちゃんの味方になってあげることで彼らの気持ちも楽になります。
どうしてもだめならおやつなどで気をひく
子どもが小さいうちは、話をしてもあまり耳に入らず「嫌だった」という気持ちでいっぱいになってしまうこともあります。そういうときはその嫌な気持ちから気をそらしてあげるのも手です。
子どもの好きなお菓子やジュース、絵本などを与えてみてください。案外こだわっていたことをコロッと忘れてくれるかもしれませんよ。
まとめ
兄弟喧嘩は子どもの成長にとって健全なものです。ですが、度を越えたりお互いを傷つけることのないよう親が気を付けてあげる必要もあります。
自然に喧嘩が収まらない場合には、頃合いを見計らって親は仲裁者になってあげましょう。どちらかの味方をするのではなく、お互いの言い分を聞き、時にはアドバイスしてあげましょう。
子どもが小さいうちは、喧嘩から注意をそらせてお菓子をあげたり他の遊びをすることも有効でした。大きくなってくると心も成長し、喧嘩が原因でわだかまりをもったままになってしまうこともあるかと思います。そういうときはまず「聞いて」あげましょう。大人でも話を「聞いてくれる」だけで心が軽くなったりします。安心して自分の気持ちを言うことができる環境をつくってあげましょう。
私は喧嘩の際、親としての自分の気持ちも一緒に伝えるようにしています。それは「兄弟仲良くしてほしい」ということです。私自身は兄弟仲が悪かったので、子どもたちには「大きくなっても仲良しでいてほしい」と願っています。
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