思いやりのない子ども。思いやりの心はどうすれば育つ?<子育ての悩み>

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<子育ての悩みシリーズ>はじめました。育児本を読む中で得た知識を、テーマごとの悩みとその解決策という形でまとめてみたいと思っています。内容は適宜追記していくかもしれません。

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今回のお題は「思いやりのある子に育てたい」です。

ハート

「思いやりのない子ども」

例えば、母親が風邪をひいて寝込んでいます。まだ一人でご飯をつくることができない子どもと家に2人きりです。昼時になりました。母親は子どもに尋ねます。「ごめんね、お昼カップ麺でもいい?」。そのとき、子どもは何と答えるでしょうか。

「嫌だ。焼きそばがいい。材料がないなら買ってきて」。

なんて言われたら、あなたはどう感じますか?なんて思いやりのない子どもなんだろう!と思うでしょうか。高熱があって立ち上がるのも精一杯なのに、買い物に行ってきてと頼むなんて、と。

また、これは私の父の悪例ですが、母が寝込んでいるときにコンビニで夕飯を買って済ませるように頼んだところ、本当に自分の分しか買ってこなかった、ということがありました。見かねた妹が、ゼリーなど食べやすいものを買ってきてあげたそうです。

小さい子どもは相手のことを考えたり、思いやることがまだ苦手です。ですが、大人になっても相手を思いやる気持ちがないのは困りものですね。

子どもに「思いやりのある子になってほしい」と願う親は多いのではないでしょうか。思いやりの心はどのように育つのでしょうか?

「思いやりのある子」の育て方

思いやりの心を育てるためには、まず人間には様々な「感情」があることを教えてあげると良いでしょう。自分の感情を理解することで、相手がどう思っているのかを理解することもできるようになります。そして、もっと大切なのは、「子どもが常に思いやりに接して育つ」ということです。

思いやり家族

➀子どもに「感情」を教える

人間は様々な感情を持つ生き物です。「喜び」「悲しみ」「怒り」をはじめ、たくさんの感情を日々感じています。

ですが、案外子どもは「感情」をよく理解していません。「嬉しい」「楽しい」といった感情は子どもにもわかりやすいですが、「悲しさ」や「寂しさ」などは違いを理解できないこともあります。すべて「嫌な気持ち」として記憶している場合もあるかもしれません。

人間には、主に8つの基本感情があると言われています。(出典:https://careality.jp/wheel-of-emotions/

  • 喜び(joy)
  • 信頼(trust)
  • 恐れ(fear)
  • 驚き(surprise)
  • 悲しみ(sadness)
  • 嫌悪(disgust)
  • 怒り(anger)
  • 期待(anticipation)

こうしてみると、子どもには説明が難しい感情もありますね。感情の教え方ですが、絵本の主人公の心の動きを通して教えるでも良いですし、お母さん・お父さんが実際に感じた感情をその出来事とともに説明してあげるでも良いでしょう。

「ご飯が美味しく作れて嬉しかった。」「今〇〇ちゃんにこんなこと言われて嫌な気持ちになったよ。」など、気持ちを言葉にすることで、相手がどう思っているか、どう感じているかを知るきっかけとなるでしょう。

また、絵本も積極的に活用しましょう。

『かおかおどんなかお』という絵本では顔の表情と、それがどんな感情なのかがわかって、我が家の子どもたちは楽しく見ていた絵本の一つです。

子どもに「感情」を教え、自分の感情の変化に気がつくことができると、今度は相手の気持ちを考えることができるようになります。相手の気持ちがわかるようになれば、相手が何を言われたり、またはされたりすると嫌な気持ちになるのか、逆に何をされると嬉しく感じるのかがわかるようになりますよ。

➁困っている人を想像する

私は思いやり、優しさとは「想像力」だと思います。誰かが困っていること、それが「もし自分だったら」困るだろうな、という想像力です。

先日、子どもとヘレンケラーの話を読みました。ご存じだと思いますが、ヘレンケラーは小さい頃に病気にかかり、目も見えず耳も聞こえない障害をもった方です。もし目が見えないだけなら、耳で話を聞くことができたでしょう。もし耳が聞こえないだけなら、目で見て理解することはできたでしょう。試してみて欲しいのですが、目も見えない・耳も聞こえない世界は真っ暗な世界にいるような感覚です。

相手の困りごとを想像できれば、世の中はもっと暮らしやすい社会になりそうです。

➂子どもは思いやりを親から学ぶ

残念ながら、思いやりは放っておいても育つものではないと言います。親や祖父母、近所の方など身近な人の思いやりのある姿をたくさん見て、子どもの心に思いやりの心が育つのだそうです。

親と子

 

「親が我が子を思いやりのある親切な子に育ってほしい、心のあたたかい子になってほしいと願えば、こんな子になってほしいと思う様子が、子どもにたくさん、そしてよくみえるように生活していればそれでいいのです。」

引用:佐々木正美著『子どもへのまなざし』より

小さい子どもほど、親のまねをして育ちます。親がしている習慣なり癖なりを、そういうものだと思って育つのです。人を思いやり、親切にすることが当たり前だと思うのですね。お母さん、お父さんの思いやりの姿をたくさんお子さんに見せてあげたいですね。

思いやりのある子に育てるメリット3つ

思いやりのある子に育てることは、実はたくさんのメリットがあります。

    • 友だちが増える
  1. 幸福度が高まる
  2. 収入が高くなる

➀友だちが増える

優しくて思いやりのある子は友だちが多く人気者です。当たり前といえば当たり前のことですね。もし学校に思いやりのある子と思いやりの足りない子がいたとして、どちらと友だちになりたいかは明白だと思います。

➁思いやりのある子は幸福度が高い

思いやりのある子は幸福度が高いそうです。気持ちが満たされているためですね。

➂思いやりのある子は将来の収入が高い

最後ですが、子育てについて科学的データに基づいた分析結果をまとめた本によれば、「思いやりのある子は収入も高い」そうです。

「他人にやさしく思いやりのある人の方が、幸福度が高い」。

「5歳の頃にやさしく思いやりがあった子のほうが、大人になってからの収入が高い」。

引用:メリンダ・ウェナー・モイヤー著『うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識』より

まとめ

思いやりのある子に育てることにはたくさんのメリットがあります。また、優しく思いやりのある「良い性質」をはぐくむことは、将来子どもが幸せな人生を送るための基礎でもあります。

「勉強ができることよりも思いやりのある子に育てたい」、そう願う親は多いそうです。そうは思っていても、勉強を頑張らせたり習い事で子どもに技能を磨かせることばかりに注力してしまう親御さんも多いように思います。

しかし、長期的な成功をもたらすのは学業などの「ハードスキル」よりも、共感力・やさしさなどのいわゆる「ソフトスキル」です。

そして、「思いやりの心」は思いやりにたくさん触れなければ育ちません。普段から思いやりをもって子育てをしていきたいと心新たにする思いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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