「理想の親」像をもっていますか?どんな親になりたいかを考える。<子育ての悩み>

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<子育ての悩みシリーズ>はじめました。育児本を読む中で得た知識を、テーマごとの悩みとその解決策という形でまとめてみたいと思っています。内容は適宜追記していくかもしれません。

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今回のお題は「理想の親像」です。

理想の親

 

「理想の親像」について、考えてみたことはありますか?

「親になる。」

子どもができれば当たり前に人は親となりますが、「どんな子に育てたいか」を考えることはあっても、「どんな親でありたいか」について考えることは少ないのではないでしょうか。

子どもが生まれる前に「親としてこうありたい!」という理想の親像を想像することは皆さん経験があると思います。しかし、いざ子育てがはじまると、子育てが思った以上にスムーズにいかないという壁にぶつかることでしょう。赤ちゃんの頃はなかなか寝てくれないですし、泣き止んでくれない。2歳頃になるとイヤイヤ期がはじまり、言うことを聞いてくれない。4、5歳で反抗期がはじまって…、と、思い通りにならない子どもと過ごすうちに、自分の理想としていた「親像」と現実の差がどんどん広がっていく、ということはありませんか?

良い親になろうと思えば思うほど、子どもを叱ってしまう場合もあるかもしれません。そんなときは「親のタイプには4種類ある」ことを知ることからはじめてみましょう。

親には「4つのタイプ」がある

カリフォルニア大学バークレー校ダイアナ・バウムリンドが提唱した、親の子育て類型というものがあります。「独裁・支配型の親」「民主型の親」「消極・受け身的な親」の3つです。その後、後からスタンフォード大学のエレノア・マコビーらによって「無関心な親」が追加されました(松村亜里著『世界に通用する子どもの育て方』より)。

  1. 独裁・支配型の親(厳しくて温かみがない)
  2. 民主型の親(厳しくて暖かい)
  3. 消極・受け身型の親(暖かいが優しくない)
  4. 無関心な親

➀独裁・支配型の親

「独裁・支配型の親」とは、子どもに命令してコントロールするタイプの親です。子どもを自分のコントロール下に置く育児です。

➁民主型の親

「民主型の親」とは、子どもへの期待は高いけれど、子どもの自律性を尊重し、物事をきちんと説明する育児をする親のタイプです。温かく見守り、共感を大切にする育児です。

➂消極・受け身型の親

「消極・受け身型の親」とは、子どもへの愛はあるが、制限を全く設けず甘やかすタイプです。子どもの言いなりになります。

➃無関心な親

子どもに関わろうとしない育児です。子どものことに無関心な親です。

親

 

「民主型の親」の子どもは伸びる

上記4つの分類を見て、ご自分はどのタイプに属すると思いましたか?また、どんな親でいたいと思いましたか?

きっと、「民主型の親」を目指したい!と感じたのではないでしょうか。

子どもを大切にする親

 

「民主的な親に育てられた子どもは社会的に適応し、成績もよく幸せで、ストレスが低くレジリエンス(回復力)、しなやかさが高い」 (引用:松村亜里著『世界に通用する子どもの育て方』より)

「民主的な親」は「厳しくて温かい」と言います。子どもを信じ、子どもに共感しながらも、ダメなことはしっかりと説明する。簡単なことのようですが、「子どもができるようになるまで、信じて待つ」「わかるまで言ってきかせ、説明する」という長い時間と忍耐が必要なことでもありますよね。

親がこうした態度でいると、子どもは自分が認められていると感じ、また共感をベースとして社会のルールも学んでいくので社会に適応しやすくなります。もちろん子ども自身の個々の性質もあると思いますが、こうした研究結果があることを知っておくとよいでしょう。

 

自分の親を半面教師にしてみる

私たちは大人になっても、自分が子どもの頃親にされて嬉しかったこと、または嫌だったことを覚えているものです。

「自分の親にしてもらって嬉しかったことは子どもにもしてあげる」。

「自分の親にされて嫌だったことは子どもにはしない」

こうしたマインドでいれば、親としてどうあるべきかについて悩んだときに自分の中で一つの指針ができるのではないでしょうか。大切なのは子どもの気持ちを考えてあげることです。自分が子どもの頃どう思っていたかを思い出すことができれば、より、子どもの気持ちに寄り添うことができるのではないでしょうか。

 

昔の親子

理想の親になれなくて苦しいとき

とはいえ、子どもとの関係にイライラして、自分の理想とする親像になれず苦しいと感じる方もいるのではないでしょうか。そんなときは、以下に2つを覚えておいてください。

➀おおらかな親になる

脳科学学習塾RAKUTO代表の福島美智子さんは、著書の中で「おかあさんが太陽のような存在になる」と良いと言っています。

「明るくおおらかな母親の子は、大輪の花を咲かせる」

学校や友だちと嫌なことがあっても、お母さんが笑顔なら家庭で癒される。そしてまた外で元気に頑張れる。

子どもは外で精一杯頑張っています。頑張っていないように見えても、本人なりに一生懸命やっているのです。外で頑張っているので、家ではゆったり過ごせるよう、環境を整えてあげましょう。家庭が癒しの場になることがとても大切です。

いつも叱ってばかりだったり、疲れて暗い顔になっていないか。私も気をつけたいなと思いました。

親がまず誰より幸せになる

最後に。

親が誰よりもまず自分自身を愛しましょう」

親、特に母親自身も幸せを感じることが、子どもも幸せであることにつながります。親が自分を大切にする姿をみて、子どもも自分のことを大切にします。

子育て中は毎日忙しいと思いますが、周りに助けを求めたり、自分の好きなことを諦めずにやってみたりと、親も幸せを感じられるようにしてみると、心に余裕がうまれるのではないでしょうか。

まとめ

ちなみにですが、私が理想としていた親像は<優しくて賢いお母さん>でした。でも途中でやめました。<賢いお母さん>という柄ではなかったですし、息子があまりに言うことをきいてくれないので、常に<優しい>お母さんでいることができなかったのです。

育児を学んだ今では、息子の気持ちも尊重しつつ、こちらのお願いも聞いてもらうことで、子どもとの衝突を減らしていくことができました。賢くなくてもいいので<優しいお母さん>ではいたいな、と思い努力しています。

皆さんも「理想の親像」について、ぼんやりとしたイメージだけでもよいので、ぜひこの機会に考えてみてくださいね。

 

 

この記事は松村亜里著『世界に通用する子どもの育て方』を参考にしました。別記事にて本の感想書いていますので興味あればどうぞ↓

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