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今回読んだ本は島村華子著『です。 』
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著者について
著者は島村華子さんで、の研究者をされている方です。今回紹介する『自分でできる子に育つほめ方叱り方』は「3歳児健診で全家庭に配布すべき本!」との口コミもあり、普段の子どもとのコミュニケーションで参考になる声掛け例が多く掲載されています。
条件付き愛情、無条件の愛情
著者は最初に、条件付き愛情と無条件の愛情について解説しています。
子育てをしていると、大人の言うことを聞いてほしい場面でついつご褒美もしくは罰を与えたり、親にとって好ましい態度でいてくれるから好きだよ、というメッセージを意図せず伝えてしまうことがあります。この点は、私も反省するところが多いです。。
我が家には子どもが2人いますが、それぞれタイプが全く違います。上の男の子は活発で友だち優先、楽しければOK、こちらが何か言えば生意気な返事が返ってくるタイプ。下の女の子は身支度や宿題をしっかりとこなし、親のお手伝いをよくするタイプですが、友だちは少ないです。
どちらもそれぞれ個性があって頼もしいのですが、しっかりしていて可愛げのある娘の方ばかり可愛がってしまうことがあります。
無条件の愛情を注ぐ。どんな君でも愛しているよ、と子どもに伝える。親なら当たり前のようにできることだと思いがちですが、案外難しいことだと私は思います。人には好き嫌いがありますし、親子といえど人間関係なので、合う合わないはどうしてもあるからです。
私は親が子どもたちに無条件の愛情を注ぐようを努力し、自分自身でコントロールするべきことだとさえ思います。
最近、私が高校生時代に聴いていた音楽を聴く機会があったのですが、以下の歌詞に胸を打たれました。
“Doesn’t really matter what eye is seeing. ‘Cause I’m in love with the inner being”
“My love for you, unconditional love too”
恋愛の歌詞ですが、子育てにも通ずるものがあると思います。「無条件で好きでいよう」と定期的に思い出すことで、子どもとの接し方も必ず変わってくると思います。
子どもの”ほめ方”
本書のテーマは子どもの「ほめ方」と「叱り方」ですが、まず、子どものほめ方には3つの種類があると言います。
- 人中心ほめ
- プロセスほめ
- おざなりほめ
「人中心」とは、性格や能力、外見をほめること。「プロセス」とは、努力・過程・試行錯誤した手順を中心にほめること。そして「おざなり」とは、「すごいね」など、何がすごかったのか具体的に指摘しないほめ方です。
単に「ほめる」といっても、大人側のほめ方によって子どもの受け取り方が全然違うことに、はじめて気がつかされました。
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子どもが絵を描いてもってきて、「じょうず?」と聞かれて、困った体験は皆さんあるのではないでしょうか。本当に上手なら「上手だね、よく描けたね!」と言えばよいのかもしれませんが、お世辞にも上手と言えないとき、なんと声をかけますか?
「プロセスほめ」を実践した場合、「今着ている服を描いてくれたんだね、よく観察したね」「たくさんの色を使えたね」など、絵を見てそのままを言葉にしてあげればOKです。「こういえば良かったんだ!知らなかった!」と感じる方も多いのではないでしょうか。
子どもが描いてもってきた絵をアドバイスする必要もなければ、無理にほめなくても良い。意外と簡単なことなのに、このテクニックを知っているのと知らないのとでは子育てのしやすさが変わってくるでしょう。
本書ではこの他にもほめ方の具体例がたくさん載っているので参考にしやすいと思います。子どもへの声掛けに悩んでいる方は、パラパラとでも良いので一度読んでみることをおすすめします。
子どもの”叱り方”
次に、子どもの叱り方です。
まず、子どもの行動を変えさせるために「罰」を使うのは良くないと言います。罰の例えとして、「時間までに帰ってこなかったら、お小遣い減らすからね!」という例が載っていましたが、私、こういう言い方してしまっていたなと反省しました。
この場合はお小遣いと、門限を守れなかったことに因果関係がなく、子どもの反省を促せません。親子の信頼関係もうまくいかなくなります。
ではどうすればよいかというと、叱るときもほめ方と同じで、プロセスに注目して叱ると良いそうです。「努力が足りなかったね」「やり方が間違っていたのかも」など。そして、好ましくない理由を説明してあげましょう。
悪い行動の一部を見て決めつけずに、子どもの話を聞いてあげることも大事だと私は思います。
息子が小学校1年生の頃、下校途中で問題を起こしたことがありました。「なんでそんなことをしたの!」と激しく責めてしまったことを覚えています。しばらく泣いていた息子ですが、よくよく話を聞くと「お友だちに『一緒にやろう』と言われて断れなかった」と言いました。大人でも、誘われてどうしても断りづらいときってありますよね。
そこで、悪いこととわかっていてお友だちに誘われてしまった場合、どうすればいいのかを一緒に考えてあげることにしました。そして、すぐに親や先生に相談することを約束しました。大人が話を聞いて理解してくれると子どもがわかれば、信頼関係によって問題を解決しやすくなります。
好ましくない行動はどうしてよくないのか、それをしないためにどうすればいいのか、一緒に考えてあげると、子どもの理解も深まります。次はこうしよう、と思い行動してくれると思います。
本書では「ほめ方」同様、「叱り方」についても声掛けの例がたくさん載っています。「ダメ」の連発ではない声掛けを学べると思います。
まとめ
子どものほめ方、叱り方の根本にあるのは、子どもとの信頼関係だと強く感じました。「子どもは大人と同じように権利をもった尊い存在だ」と親が考え、子どもと対等に話をすることで、信頼関係は育まれていきます。
子どもの一部の行動や言動だけを見て判断するのではなく、子ども全体を見てあげましょう。子どもの意見や気持ちを聞いてあげることで、行動の裏にある理由を理解することができるかもしれません。
普段の子どもとの関わり方で悩んでいる方にとっては、たくさんのヒントが見つかると思います。気になった方はぜひ一度読んでみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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