『天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』(真山知幸、親野智可等著)を読んだ感想!

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今回読んだ本は真山知幸、親野智可等著『天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』です。私はAmazonの聴く読書、Amazon Audibleで聴きました。家事の合間に聴けるのでとてもおすすめです。はじめてAmazon Audibleを利用する方なら、1か月無料で体験できますよ↓

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著者について

本書は真山知幸さんと親野智可等さんとの共著となっています。

真山さんは偉人・名言研究家の方。本の中で、子どもを育てながら、フリーランスとして執筆業を営んでいる、と書いています。
親野智可等(おやの ちから)さんは教育評論家の方で、公立小学校で23年間教師を務めた後、『ドラゴン桜 わが子の「東大合格力」を引き出す7つの親力』などを執筆しています。
今回紹介する本では、真山さんが偉人の親との関わりエピソードを紹介し、親野さんが偉人のエピソードを踏まえ現代の私たち親へアドバイスをくれる、という構成で進みます。
子どもが学校へ行きたくないと言ったとき、子どもが周囲と同じ程度のことができないときなど、親は子どもにどんな声かけをすればいいの?という疑問に答えてくれています。

劣等生だった偉人たち

最近、偉人伝を読む機会が多いのですが、「幼い頃は劣等生だった」という偉人が多かったことに驚いています。
例えばあの天才・アインシュタイン。小さい頃は言葉を話はじめるのが遅く、発達も遅かったため、親が心配したといいます。他にも演説の名手であったウィンストン・チャーチルは吃音だった、ダーウィンは妹よりも物覚えが悪く、学校では劣等生だったという偉人は多いです。
中でもくすっと笑ってしまったのは、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんの小学生時代のお話。「宿題は信念をもってやらなかった」そうで、母親にもいつも怒られていたそうです。調べるとネットニュースに益川さんのこの宿題の話は記事にもなっていて、読んでみたら面白かったです。
現代では授業についていけない子がいると、すぐに発達障害やグレーゾーンなどという言葉と結び付けがちですが、本来子どもの成長は一人一人違うことに改めて気がつかされました。小さい頃から神童と呼ばれていたような偉人はあまりいません。
親野さんは以下のように言っています。
成長は早ければ良いわけではない。子どもには一人一人、成長のペースがある。
早期教育が注目を集めていますが、果たしてそれは子どもが望んでいるのか?本人の成長のペースに合った勉強なのか?と考えてしまうことがあります。勉強を嫌がられるとなおさらです。子どもが自ら「学びたい!」と思い、学び始めたときの爆発力を引き出すことの方が、結局は成功に近くなるようにも感じました。
では親の役割は何かというと、それは「子どもの良いところを伸ばしてあげること」でしょう。親は子どもを応援するサポーターです。
応援

誉め言葉が「知的好奇心」「ポジティブな自己イメージ」をつくる

偉人というのは「自分の好きなこと、感心のあることをとことん極めることで成果を出した人たち」だと思います。それゆえに凸凹で、すごく突出して良いところがあれば、できないこと、苦手なこともある人が多いです。

偉人伝を読んでいると、親(とくに母親)が子どもの才能を褒め、良いところを伸ばしてあげられるよう、反対せず応援していたことがわかります。励ましの声を掛け、学びの環境を整えてあげています。子どもの素質を信じています。

知的好奇心

 

偉人を育てるヒントの一つは「子どもをどんどん褒める」ことだと言います。

「できないこと」よりも、「できること」にフォーカスして声をかけてあげる。(「〇〇ができるんだね」、など。)最近では結果よりもプロセスを褒めよう、というのが子育てのトレンドですが、ぜひ「才能もプロセスと同じように褒めてあげましょう」、と親野さんはアドバイスしてくれています。

 

二つ目のヒントは「ポジティブな自己イメージを子どもの中につくってあげる」こと。

子どもは、他者の言葉によって自己イメージをつくっていくと言います。「算数が得意なんだね」と親に言われたから自分は算数が得意なんだと思い込み、算数が好きになったりします。

この点は私も大いに反省するところがあるな、と感じました。子どもと一緒に過ごしていると、つい「できないこと」に目がいってしまい、「できないこと」をなるべく減らせるように注意してしまいがちですよね。

「できないこと」はそのままで良いので、「できること」「好きなこと」を伸ばしてあげる。子どもの「できること・好きなこと」に注目し、応援してあげる。そうした態度が、子どもの能力を最大限に引き出すことになります。

熱中する

何かに熱中すると、脳が活性化するそうです。また、何かに熱中している子はアイデア、発想力に富んでいるそうです。
引き換え、学校での勉強とは満遍なく知識を積み上げるものです。学校での勉強を積み上げた結果、残るものは何かを考えてしまいます。
無駄を楽しむことも大切だと言います。よくテレビ番組の「博士ちゃん」を観る機会がありますが、城マニア、昆虫マニア、昭和家電マニアなど、様々なマニア・オタクの子どもが登場して面白いですよね。自分の好きなことを自分の言葉ではっきりと話し、熱中し、得た知識からさらに新しいアイデアを生み出す創造力に富んだ子どもたちばかりです。
我が家の息子も「それを極めて、何の意味があるの?」というようなことにハマっていますが、ぐっと堪えて、見守っています。

まとめ

本書の帯に書かれていた、以下の言葉も心に響きました。

「生まれながらの天才なんていない。大切に育てた人がいたんだ。」

子どもの才能が伸びるかどうかは、親の声掛け・態度や良き指導者の存在が大きいそうです。天才たちが育った環境を学び、自身の子育てに取り入れられそうなところはどんどん取り入れていきたいなと思いました。

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