『子どもの幸せは腸が7割』(藤田紘一郎著)の要約と感想!腸内環境は3才までに決まる!?

アイキャッチ 育児本27

 

<当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。>

 

<育児本100冊チャレンジ>しています!応援してね。

 

今回読んだ本は藤田紘一郎著『子どもの幸せは腸が7割 3才までに決まる!最強の腸内環境のつくりかた』です。

私はAmazonの聴く読書Amazon Audibleで聴きました。サクッと聞けるのでオススメですが、本書の場合は難しい用語も出てくるのでできれば手元にも欲しかったなと思いました。

Audibleでは他にもたくさんの本が、はじめて登録する方なら初月無料で聴くことができますよ↓

<PR>Amazon Audibleはこちら

 

腸について、もっと勉強したくなる一冊です↓

\この本はこんな方におすすめです。/
◇現在妊娠している・または生まれたばかりの赤ちゃん~3才くらいまでの子どもがいる方
◇子どもの自閉症・引きこもり・うつに悩む方
アレルギー・アトピーに悩む方
◇子どもの食事について勉強したい方

著者について

著者は藤田紘一郎さんで、東京医科歯科大学医学部卒業、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士の方です。専門は寄生虫学と熱帯医学、感染免疫学とのことで、他にもたくさんの著書を執筆しています。

 

子どもの腸について、基本的に知っておきたいこと

腸内環境は子どもに遺伝しない!

腸

まず大前提として、「お腹が弱い」などの親の腸の性質は子どもに遺伝しないそうです。赤ちゃんが生まれてくるとき、赤ちゃんの腸内は無菌状態。何の菌もいないそうです。外の世界に出て、はじめて菌を取り入れはじめるそうです。

つまり、たくさんの菌を腸内に住まわせたければ、生まれてからたくさんの菌に触れることが大切だそうです。そして、菌を取り入れることができるのは年齢的なリミットがあり、ある年齢以降は、菌を取り入れても異物と認識され、追い出されるようになってしまうそうです。

腸内環境は3才までに決まる

ではその年齢とは何才までかと言うと、それは本のタイトルの通り3才頃までだそうです。腸内細菌の数を増やすことができるのはさらに短い期間で、生後1才半までに9割が決まってしまいます。

腸内フローラの組成は生後1年半ほどで9割が決まり、その後、3才頃まで腸内細菌の獲得活動は続くそうですが、それ以降は菌を腸に住まわせることができなくなるそうです。思ったよりも短い期間で驚きですね…!

腸内細菌の組成は1才半までに決まる。
腸内細菌の種類は3才までに決まる。

どうやって菌を取り込むのかというと、食事、家族とのふれあい、ペット、外出先から菌を取り込むそうです。そのため、生後1か月を過ぎたあたりから、様子を見つつ、赤ちゃんもお外へ連れ出した方がよい!ということですね。できるだけ多種多様な菌が腸内に住んでいる方が、様々なアクシデントに対応できるそうです。

真偽はわかりませんが、「生後すぐに馬小屋に連れて行くと、アレルギーにならない」という噂を聞いたことがあります。アレルギーになりにくくなるメカニズムは複雑なので気になる方は調べてみていただければと思いますが、結論、できるだけ早い時期に菌に触れることでアレルギーになりにくい体をつくることができるそうです。(ただしサルモネラ菌などの危ない菌もあるので、過度の触れ合いは厳禁だそうですよ)

馬

 

タイムリミットが生後1才半までと知っていたら、もっと腸内細菌の数を増やすための努力をしたのに…!我が家の子どもたちはもう小学生なので、もっと早く知りたかった情報でした。

私も長男が1才半になるまでの過ごし方を振り返ってみましたが、家の近くをよく散歩していたくらいで、動物の多いところにお出かけをしたことはなかったように思います。支援センターも苦手であまり行っていませんでした。その点、2才年下の妹は兄の外遊びに付き合わされてよく外で過ごしていたように思います。下の子の方がたくさんの菌に触れる機会がありそうです。

 

子どもの花粉症、自閉症、アトピー、アレルギー、性格は腸内環境が原因!?

さらに著者は、花粉症やアトピー、アレルギー、自閉症など、一昔前はなかったような疾患も腸に原因があると言います。腸内細菌が減ってしまったこと、腸内細菌のバランスが崩れてしまったこと、そして清潔志向によって、必要な菌まで排除してしまっている生活環境が原因といいます。

真偽はわかりませんが、「田舎の人に花粉症の人はいない」というのも聞いたことがあります。なぜこれらの疾患に腸が影響するのかについては、そのメカニズムが詳しく説明されていますので、気になる方はぜひ本書を読んでみてください。

私が気になったのは自閉症の部分です。近年、自閉症で悩んでいる親御さんがとても増えている印象です。ある調査で、自閉症の子の腸内細菌の種類と数が少ないことがわかったという研究結果もあるそうです。腸内細菌はまた、幸せ物質の合成や、免疫も担っているそうで、その研究結果にさらに注目が集まりそうですね。

土を触ろう

裸足で走り回り、五感を使って遊び、自然に触れる。幼児期はこうして過ごすのが、子どものその後の発達にはとても大切なのだと再認識しました。感覚を養うこともできますし、その後の一生の土台となる、腸内環境をつくるという意味合いもあったということをはじめて知りました。また、もっとたくさんの人にこのことを知ってほしいと思いました。

本書ではそのほか、赤ちゃんへの授乳について、うんちについて、お風呂や消毒の仕方についてなど、赤ちゃんとの暮らしで気を付けることがたくさん書かれています。できれば妊娠中に読んでおきたい一冊だと思いました。

赤ちゃんと土

感想

ぜひ「妊婦健診で配ってほしかった」と思える一冊でした。3才までに腸内環境が決まってしまうのであれば、「もっと早く腸内環境の大切さを知りたかった!」という方も多いでしょう。

自閉症も花粉症もアレルギーも、昔はなかった子どもたちの症状が目立っています。こうした様々な症状・疾患や子どもの性格に至るまで、すべて腸内環境に原因がある、というのはまだ科学的根拠が足りないのかもしれませんが、腸内環境を整えることで救われる方がいれば、それは希望の光になると強く思いました。(3才までに腸内環境を作れなかった方はその後どうすればよいかについても書かれています)

コロナウイルスやインフルエンザ、最近では麻疹まで流行りだすかもというときに、幼少期から強い腸内環境と免疫を身につけ、菌と戦える体をつくるのはとても大切だと思います。

Amazon Audibleで家事の合間・通勤の途中にサクッと聴くこともできますので、ぜひ読んでみてください↓

<PR>Amazon Audibleはこちら

 

こちらもどうぞ!

<当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。>   <子育ての悩みシリーズ>はじめました。育児本を読む中で得た知識を、テーマごとの悩みとその解決策という形でまとめてみたいと思っています。内容は適宜追記していくかもし[…]

アイキャッチ ぼ~っとする時間

 

こちらもどうぞ!

<当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。>   寒くなってきて、子どもたちと一緒に読書にハマっています。最近読み進めているのがミヒャエル・エンデの『モモ』です。有名な本ですよね。 小学校5、6年~推奨の本[…]

アイキャッチ オーディブル

 

こちらもどうぞ!

<当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。>   Amazonのプライム会員に登録してない人っているのかな?と思うくらい、プライム会員の特典が増えてきてお得かつ便利ですよね。 個人的には<子育て世代にこそオ[…]

アイキャッチ アマゾンプライム

 

 

アイキャッチ 育児本27
最新情報をチェックしよう!