『自信をもてる子が育つ こども哲学』(川辺洋平著)を読んだ感想!こどもとの対話を考える

育児本30

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今回読んだ本は川辺洋平著『自信をもてる子が育つ こども哲学 – “考える力”を自然に引き出す』です。

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こんな方におすすめ!

本書は著者と5人のこども哲学に関わる親御さん(と学者の方)との対話形式で進みます。子ども哲学を主催している方や、夫を亡くした方、発達障害のお子さんを持つ方などそれぞれ事情が異なる方たちが、こども哲学に出会ってどう変わったのかをお話してくれています。

本書はこんな方におすすめだと思いました。

  • こども哲学って何?と疑問に思っている方
  • こども哲学を実践してみてどう変わったのか、経験者に話を聞いてみたい方
  • 発達障害のお子さんを持つ親御さん
  • こどもの気持ちを知りたい方

こども哲学を子どもと一緒にやってみて子どもがどう変わったのか、もしくは変わらなかったのか、大人の側にはどんな変化を感じたのか。こども哲学というと難しそうに感じますが、そうした場がなくとも、日常の子どもとの会話の中にも取り入れられることに気がつくと思います。

著者について

著者は川辺洋平さんで、NPO法人こども哲学おとな哲学アーダコーダの代表理事を務めていた方です(現在は退任されたようです)。

NPO法人こども哲学おとな哲学アーダコーダとは、哲学対話のスキルやプログラムを提供するNPO法人。HPも拝見しましたが、思ったよりたくさんの方が参加されていて活気のある団体だと感じました。

なお、今回紹介する本はこども哲学を実践する親御さんたちの経験談がメインとなっているので、実際にこども哲学のはじめ方を知りたいかたは、同じ著者のこちらの本がおすすめです↓

「こども哲学」とは?

思考力

 

「こども哲学」というと難しそうに感じますが、平たくいうと、子どもに「一緒に考えてみよう!」という遊びだと言います。とあるテーマについて「君はどう思った?」「他の人はこういう意見だけど、君はどう感じた?」と聞いてみる対話です。

対象としてる年齢は3歳から小学生くらいだそうです。一番、子どもと対話するのが楽しい時期ですよね。

こども哲学を実践するにあたり<5つのルール>があると書かれており、それは普段の子どもとの会話でも心掛けたい内容だと感じました。

  • 人が話しているときは聞く
  • 相手が考えているときは待つ
  • 自分の思ったことを言う
  • 人の嫌がることはしない
  • 何もいわなくてもいい

大人でもそうですが、子どもが同年代の子と真剣に話をする機会って、あまりないですよね。「こども哲学」という場に行くと、普段とは異なる発言をする子もいるそうです。私の家の近所にはこども哲学を主催している場は聞いたことがないので、もしあれば行ってみたいなと思いました。

「こども哲学」で大人が変わる

本書はインタビューのような、自身のお子さんをこども哲学に通わせている親御さんと著者との会話が収録されていますが、一つ大きなテーマにこども哲学は「子どものためなのか」、または「大人のためなのか」というのがあるように感じました。

「お子さんに変化はありましたか?」という質問に、明確に変化があった!と答えた親御さんは少数でした。それよりも、親である自分自身が変わったことが大きいと感じている方が多かったです。

大人

 

どういうことかというと、こども哲学を実践することで親が

「子どもの意見を聞くことができるようになった」
そうなのです。

 

忙しくて丁寧に話を聞いてあげられなかったり、子どもの不適切な行動を頭ごなしに叱ってしまったりしたことは、親であれば誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。ですが、「こども哲学」の場で子どもが発言しているのを見て、子どもにも子どもなりの理由があるんだ、子どもはこんなことを思っているんだ、と気がつき、「もっと子どものことを知ってみたい」と親御さん感じ、子どもに対する態度が変化するのだと思います。

私が印象に残ったのは紹介されていた習い事の決め方に関するエピソードです。

その子は習い事が多い子だったそうなのですが、1つだけ、嫌いな習い事(学童)がありました。学童に行ってもらわないとお家で一人でお留守番になってしまうのでやめさせたくなかったそうなのですが、子どもが論理的にその習い事をしない理由を説明したので、学童は辞めておばあちゃんが家で面倒をみることになったそうです。そのときの説明の仕方がとてもユニークだったので、子どもでもそんな考え方ができるんだ!と驚きました。また、そうした意見が言える雰囲気のあるご家庭が素晴らしいなと思いました。

感想

子どもが自分で物事を考え始めるには、きっかけが必要だと私は思います。子どもに「なぜそう思うの?」と聞いて考えを促してみたり、自分の意見を伝えてくれたときには多少ズレた考えだったとしても認めてあげることで、「自分の意見を言ってもいいんだ」と自信がつき、考える力も磨かれていくのではないでしょうか。

私の自宅の近所には「こども哲学」の場がないことを残念に思いましたが、大事なのは親子の会話です。普段の生活の中で、「どうしてそう思ったの?」と聞いて話を広げるのも、こども哲学だと感じました。

もし子どもとの会話が苦手な方は、こちらの書籍がおすすめです↓子どもとの会話のきっかけとなる100の質問が掲載されています。

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「こども哲学」をすることでどんな効果があるの?と疑問に思う方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね↓

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