子どもには「自分で選択させる」体験を積ませよう!自分で選ぶことはその行動に責任をもつこと<子育ての悩み>

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<子育ての悩みシリーズ>はじめました。育児本を読む中で得た知識を、テーマごとの悩みとその解決策という形でまとめてみたいと思っています。内容は適宜追記していきます。

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今回のお題は「子どもが自分で選択させる体験を積ませよう!」です。

普段お子さんが食べるものや着るもの、もしくは習い事や空いた時間の使い方を、お子さんに選択させていますか?親の都合で「こうしてほしい」「これをやってほしい」を押し付けすぎてはいませんか。

子どもは、自分が選択したことならば最後までやり通す傾向があります。とはいえ親にも都合があるので、選択肢の出し方を工夫しつつも、子どもに「自分で選択する体験」をたくさん積ませてあげましょう。

 

「自分で選択すること」は自分で考えること

例えば朝食。朝、子どもが自分で食べたいものを決めていますか?それとも親が決めたものを出していますか?

朝ごはん

朝はバタバタして時間がないので、親が決めたものを朝食として出す家庭も多いと思います。そういう我が家も、大抵は私が決めた朝ごはんを出しています。子どもたちがギリギリに起きてくるので仕方ない部分もあるのですが、時間の余裕があるときは、「今日の朝ごはんはこれだけれど、いい?」と聞き、他のもの(食パンを用意していたけど、おにぎりが良いと言われるなど)が良いとなれば、それを用意することもあります。

あるいはもっと簡単に、「おにぎりとトースト、どっちがいい?」の2択でも、子どもが選んだことになるそうです。家にある材料で簡単にできるものを選択肢とするのがポイントです。子どもが希望したから、とわざわざコンビニまで走る必要はありません。

子どもに選択させることは、自分で食べたいものを考え、それを用意するための時間はどのくらいかかるのかを考えるきっかけにもなるでしょう。また、自分で選んだものなので、残さず食べるようにもなります。

 

他にも、子育てをしていると「選択する」場面は意外と多いものです。

いつ起きるのか、いつ寝るのか、何をして遊ぶのか、何の習い事を選ぶか、限られたお小遣いで何を買うのか。人間は1日に3万5千回もの選択・決断をしているそうです。子どもの決断する力を育てるのが大事なことがわかりますね。

もちろん、選択肢の数は親が調整して大丈夫です。親が実現できる範囲内の選択肢の中から、子どもに選ばせることで、子どもも選択することを学んでいきます。

その際に、

「なぜそれを選んだの?」
「どうしてそう思うの?」

とプラスアルファ聞いてみることで、子どもはさらに自分の考えや選択を自分ごととして捉えることができます。ぜひお子さんに問いかけてみてくださいね。

「自分で選択したもの」に対して責任がある

人が自分で選択するということは、その責任を他の誰でもない自分がもつことでもあります。これは大人も子ども共通です。決めた自分に責任があります。自分で決めたことには「親に言われたから」「友達がやれと言ったから」は通用しません。

宿題しない子

もっと身近な例でいえば、一つは宿題です。夜寝る時間になっても宿題が終わっていなかったら、ご家庭ではどうしていますか?子どもを叱りますか、それとも一緒にやってあげますか?

多くの育児書では、宿題が終わっていなくとも、寝る時間になったら子どもを布団に入らせることを推奨しています。宿題をやれた時間に遊びを選択したのは子どもの判断です。その代償として、学校で先生に怒られたとしても、それは子どもの責任ということです。

私も先日、友だちの家から帰ってきても宿題にとりかからず、就寝時間までに終わらなかった息子を怒鳴ってしまいました。わが家では遊びから帰ってきたら、すぐに宿題をする約束になっています(そうしないと終わらないため)。集中してとりかかればすぐに終わる分量です。なぜ終わらないのか、逆に不思議に思ってしまいます。

ただ、一方で「宿題やりなさい」と言い続けるのは子どもの選択の機会を奪っているようにも感じます。「いつやるか」は子どもに決めさせるべきなのだと思います(早く済ませてしまえば、寝る前ゆっくり過ごせるのに、というのは親の考えです)。

親がするのは何時までに宿題をやるのか、どのくらいの量をどうやって進めるつもりなのか、自分で決めてやることを伝えるのみです。あとは見守るのが親の役目だそうです。

何時間寝て、誰と遊び、どこまで勉強するのか、いちいち親が決めたとおりに動くなら、その時間は子どものものではありません。『子どもの頭がよくなる 魔法の質問100』より

 

「僕がこんな人生を送っているのには全部お母さんとお父さんの責任だよ。」

「人生がうまくいかないのは環境とタイミングのせい。」

将来、子どもにこんなことを言われたらたまったものではありませんよね。お父さんとお母さんはしなければいけない最低限のことは伝える。した方がよいことも伝える。でもするかしないかは子どもの判断。

幼い子どもが、いきなりすべてを決断することはもちろんできませんが、成長に合わせて少しずつ、責任を養っていく必要があるように思います。

決断することで自己効力感も高まる

自分で選択することは、自己効力感を高めることにもつながります。自己効力感とは「課題を克服して目標に到達できるという自分の能力に対する自分の評価」と言われています。

いまの自分の知識と才能があれば、どんな状況でも課題を解決できると自分を信じる感覚『子どもの頭がよくなる 魔法の質問100』より

<自分で選択した→失敗した><違うやり方にしてみた→成功した>という体験をたくさん積んだ子ほど、想定外の事態を自分の力でスマートに乗り越えられるようになります。決断力がついてくれば、自分の判断を信じられるようにもなりますし、自分の存在を肯定することにもつながります。

たくさん失敗するのも良い経験です。子ども時代にしかできない失敗もあります。ぜひ、たくさんの「選択する経験」を積ませてあげてくださいね。

まとめ

昨年、映画祭で『ライオンのように』という映画をみました。マイナーな映画なのだと思います。女の子がサッカーに挑戦するお話です。

上映後、監督がおっしゃったことがとても印象的でした。

“Make your own choice, if its bad choice or good choice, no matter.”

「自分で選択をしなさい、もし間違っていても、正しかったとしても、それはどちらでも構わない。」というような意味でした。悪い結果となったとしても、自分で決めることが大切だとおっしゃっていました。

もうよい大人ですが、心に響くものがありました。

 

今回はこちらの本を参考にしました↓何冊か育児本を読んでいますが、何度も読みたくなる本で最近また読み返しました。小学生のお子さんをもつ親御さんにオススメです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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