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2024-2025ファースト・レゴ・リーグ(FLL)・チャレンジ東京予選大会に、息子が出場しました。本年のテーマは海底探査”Submerged”。
場所は大田区の入新井第一小学校でした。
簡単ですが今後参加される方のために、参加記録を残しておきたいと思います。
ファースト・レゴ・リーグ(FLL)とは?
ファースト・レゴ・リーグの概要
ファースト・レゴ・リーグ、略してFLLは米国の非営利団体ファーストが主催する、世界規模のレゴロボット競技大会です。米国では1998年からスタートしました。日本でも2004年から開催がはじまり、東京大会、大阪大会、九州大会に加え、今年は名古屋大会が追加されるなど、全国的な広がりを見せています。
地方大会⇒全国大会で上位入賞すると、4月頃に行われるアメリカで行われる世界大会にも出場することできます。(渡航費用はすべて自費だそうです。)
競技の内容
FLLでは年齢別に部門があるのですが、今回息子が参加させていただいたのは“Challenge”と呼ばれる部門です。9歳~16歳の子どもが参加できるロボット競技会です。
競技の主な内容は➀ロボット競技と②イノベーションプロジェクトと呼ばれる研究発表です。
➀ロボット競技は、フィールド上で複数のミッションに挑戦し、2分30秒の中でどれだけ得点がとれるかを競い合います。
②イノベーションプロジェクトは、今回の場合は”海底探査”というお題で自分たちで研究テーマを設定し、そのテーマに対する解決策やアイデアを追加して発表するものです。
夏休み明けから短い期間でこの2つの課題をチームで取り組んでいく必要があり、思っていた以上にハードでした。
審査基準
審査は4つの観点からなされます。
- ロボット競技
- ロボットデザイン
- コアバリュー
- イノベーション・プロジェクト
ロボット競技は点数がオンライン掲示板で見えてわかりやすいですが、その他の項目は評価得点が特に公表されるわけではないのでどのように採点されるのかドキドキでした。
それぞれ25%ずつの配点だそうですが、どうなのでしょう。
全国大会出場チームを見ると、やはりロボット競技で上位のチームが勝ち進んでいる印象でした(個人の感想です、私自身は東京大会2日目の結果しか見ていません)。ロボット競技がよい=ロボットデザインも研究されている、ということだと思うので、評価が分かれているようで筋としては一本通っているようにも思えました。
東京大会参加記録!目指せ全国大会
1日のスケジュール
東京予選大会2日目、大まかな一日のスケジュールはこんな感じでした↓
——–
8:30~ 開場、ブース設営
9:00 チーム登録
開会式
午前中 ロボット練習+本番1回目
お昼すぎ 本番2回目
午後 本番3回目
17:00 閉会式
——–
この間にイノベーションプロジェクトとロボットデザインの発表が入ってくる感じでした。また、ロボットの練習も予約すれば可能です。待ち時間が長いようで、実際は慌ただしいです。
今回、はじめての参加だったので「保護者はどこで待機して、何をすれば…?」と焦ってしまいました。私の場合はロボット競技の時間だけ見に行ったり、近くのカフェで時間をつぶしたりして過ごしました。
参加者全体としては中学生くらいの子が多い印象だったので、完全にお子さんに参加を任せるのもアリかなと思いました。結局は子どもがメインの大会ですし、メンターさんもついています。なので、親はあくまでサポートです^^
ブースエリア
ブースエリアでは自分たちの発表内容を簡単に説明したパネルを掲示し、参加者同士で交流する場所となっていました。こちらは開会式での様子↓
私(親)も見て回ってみましたが、もっと時間をかけて回れば良かったです、、。ロボット競技は誰でも見ることができますが、イノベーションプロジェクトの方は見ることができません。他の参加者がどんなテーマを選び、そのテーマについて深めたかを知るよい機会にもなります。
息子は他のチームのメンバーと話せたのが嬉しかったようです。
息子たちのチームはSpikeを使ってロボット競技に臨みましたが、見ているとEV3を使っているチームも多かったです。なぜEV3にしたかを熱弁されたようで、刺激のある交流になったようです。
交流する楽しさ、大切さというのも大会のテーマになっているようで、そのあたりについても考えさせられました。
ロボット競技
ロボット競技は、東京大会では隣接する別会場での開催でした。近いものの、小学校体育館から靴を履き替えて移動するのが毎回面倒でした。
会場では観客席に座って見ることができ助かりました。自分たちの子どもの競技は前の方で立って見ることができます。
タイムマネジメントがすばらしく。時間内でロボットの調整をして、競技をして、採点して撤収する。分刻みで進んでいきます。
ミッションが成功すると歓声が上がります。中には飛び跳ねて喜んでしまう子もいました(フィールドが揺れてしまうのでやめましょう!)。
各チーム、終わりが近づくにつれてすごい熱気と集中力が感じられました。子どもたちにとっては仲間と力を合わせて戦う、貴重な体験となったでしょう。
プレゼンテーション
プレゼンテーションは、保護者は入室できません。メンター+1名の2名まで大人が入れます。私は行きませんでした。どんなだったか聞きそびれ、和やかに終わったのかな?となんとなく思っていたのですが、あとで議事録を見ると結構突っ込まれたようでした。
チームによってプレゼンにどの程度準備できたかわからないのですが、息子のチームに限っていえば、完全に子ども任せ(先生任せ)で発表内容もあまり親には知らされていませんでした。ここは親もうまく使って、どんな質問がくるか予想したり、受け答えの練習をしておくと良かったのではないかと思います。
表彰部門
競技がすべて終了すると、表彰式です。会場が狭いので、チームメンバー+メンター1名のみ入場可能でした。会場の外に保護者が溢れだすのかと思いきや、そんなことはなく。どこか待機場所を確保しているのかな?と感じました(知ってたら教えてください。。)
表彰式はオンライン配信していましたのでどこからでも見ることができました。以下、表彰部門です。
参加した感想!反省点を活かして次年度につなげよう
強豪チームの存在
毎年出場している固定チームもできつつあり、そうしたチームはうまく引継ぎをすることで強豪チームになっているなぁという印象を受けました。
ただ、この大会は審査項目を見てもらえればわかりますが、コアバリューという、チームの仲良し度もかなり評価される大会になっています。
イノベーションアイデアの部分もそうですが、テクニックだけでなく、誰でも参加でき、大会理念に則って相応の活動をすれば入賞することができる、そんなフラットな大会であり続けてほしいな、というのが私の感想でした。
(もちろん、強豪校はコアバリューもクリアしています!)
チーム力を高めよう
息子のチームはたまたま同じプログラミング教室に通う、学年も違う子どもたちの寄せ集めだったので、打ち解けるまでに時間がかかったのでは?という印象を受けました。準備期間が3~4カ月しかないので予定をぬって集まるのも大変で、競技の準備にとりかかりたい気持ちもわかるのですが、<チーム育成>の時間ももう少し設けられたら良かったのかな、と思いました。一緒にミニゲームをしてみたり、趣味の話をしてみたりすると、どんな人柄なのかが分かって打ち解けやすくなりますよね。
あとは自分の意見をいう力は絶対必要だと思いました。チームだとどうしても遠慮してしまって、意見を言えないこともあるとおもいます。妥協する場面も必要になってくるでしょう。でも誰も何も発言しないと良くなっていきません。だれかとぶつかって、失敗して、お互いの妥協点を探る良い経験になるのではないでしょうか。
積極的に交流しよう
他チームとの交流も大切です。息子のチームは準備が足りずギリギリだった000ので、当日の空き時間はロボットの戦略でいっぱいいっぱいだったように思われましたが、当日までにしっかり準備しておけば、当日は他チームとの交流も楽しめますよね。「子どものための大会」なので、子どもが会場の雰囲気、同年代の子どもたちとの交流を思いっきり楽しんでほしいなと思いました。
参加賞はある?
東京大会では、参加者全員にクリアファイルと、メダルがもらえました。メダルは閉会式で一人一人いただけました。大切に保存して、大会で学んだことを忘れないでいてほしいと思います。
まとめ
公立の小学校や中学校で出場しているチームも出てきているそうです。公立だと、運営費やメンターをどのようにしているのかがとても気になるところです。
残念ながら、息子のチームは全国大会に出場することはできませんでした。私が悔しかったので「また来年、出る?」と聞いたら「出ない」と(笑)。プログラムへの熱意は変わらずなので、FLLではなくとも他の大会への参加も検討していければいいな、と思いました。
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