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今回読んだ本は植松努著『好奇心を”天職”に変える空想教室』です。10代後半~20代前半の方におすすめの本ですが、子育ての参考にもなる本だと思います。
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著者について
著者は植松努さんで、北海道でロケットをつくっている技術家、実業家の方です。著書や講演会を通じて、夢の実現についてお話されています。
「どうせ無理」をやめよう
私が読んで感じたのは、この本の主張はたった1つだけです。それは、「『どうせ無理』をやめよう」ということです。
「どうせ無理。」
誰かに言われたこともあるかもしれません。もしくは自分でやったってどうせ無理だ、と思ってしまったこともあるでしょう。
植松さんは、周りの「どうせ無理」を無視して、大好きなロケットをつくることに成功しました。NASAでもJAXAでもない、一般企業の植松電機さんが、ロケットをつくり、逆にNASAの人たちが実験に訪れるまでの施設になっているそうです。好きなこと、興味のあることを諦めずに突き進んでいけるのはとても羨ましいことです。
成功だけ見ればすごいですが、すべて順調だったわけではないのは本書を読めばわかります。資金難に苦しんだり、指の一部をなくしたり、ロケットをつくる協力者を得たり、大変なことは山ほどあったと思います。「諦めない」姿勢を、本書から学び取ることができると思います。
ロケット発射はよくYoutubeでリアルタイム配信されています。つい息子と見入ってしまいます。ですが、うまく定刻通りに発射されることは少ないように感じます。トラブルが多かったり、失敗したりで、その難しさがわかります。
そのたびに「やっぱりだめだったね」と軽く言ってしまっていましたことを、本書を読んでとても後悔しました。よく考えるとロケットが宇宙に行くだけでもすごいことですし、「じゃああなたがつくってみなさいよ」と言われたら100%できません。失敗しつづけてはじめて成功があり、その努力をしている人達を軽んじてはいけないのだということを教えられました。
何かに挑戦したことのない人には永遠にわからないことなのでしょう。
中途半場になってもいいから、好きなことにはいくつも手を出す
植松さんの会社ではロケットの他、医療機器や農業機械の開発の仕事も請け負っているそうです。また、団地を買い取り、新しい社会システムをつくる実験もしているそうです。
好きなことがたくさんあると、1つがダメになっても別の道を見つけることができたり、好きなことその1と好きなことその2がどこかで通じていて、応用できることがあります。
最近話題だった『やり抜く力(GRIT)』で「好きなことを1つ見つけ、そのことだけを考え続ける」という提唱とは別の考え方だなと思いました。私もどちらかというと、たくさん好きなことがある方が楽しいタイプです。
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加えて、「やったことがないことをやってみる」と楽しいです。最近、中学のときにやっていたスポーツをはじめたのですが、楽しいか楽しくないかを聞かれると、楽しくはないです。だって、昔できたことだから。
それよりも子どもと一緒に空手の型を覚えたり、ダンスの振付を覚えたり、一緒にプログラムを組んでみることの方がワクワクするんですよね。ちょっとかじる程度でもよいので、いろいろなことに挑戦する方が楽しいです。世界が広がります。その中で自分の好きを見つけられることもできます。と、ダックワーズ(『やり抜く力』の著者)への反論をぐるぐると考えてしまう今日この頃です。
子どもに伝えたい、仕事の見つけ方
AIの進化やロボット化によって、単純な仕事は減ってきています。だからといって仕事がなくなるわけではなく、新しい仕事も次々と登場してきています。今の子どもたちは私たちが想像もしなかった仕事に就いている可能性もありますよね。
仕事から選ぶのではなくて、何をしたいか。それを子どもたちには問い続けたいなと思いました。
「困っている人を助けたい」ということであれば、それが実現できる仕事は無数にあります。どんな仕事があるかも、日頃から子どもと話すと良いと思います。私は就職活動時にどの業界に行きたいのかさえ具体的に考えられませんでした。
子どもが何に興味があるかをよく観察して、どんな仕事があるのかについてヒントを出しつづければ、子どもも自分の進みたい道が見えてくるのではないでしょうか。(誘導はもちろんダメですが)。自分の好きを見つけられた子が強いです。
まとめ・感想
家のローンの心配もなく、子どもの教育にもお金がかからなければ、何をしたい?と聞かれたら即答できますか?「やりたいことを諦めずにやり続けたら、気がついたら実現していた」というのを信じて、私も頑張ってみようと思える一冊でした。
高校生~大学生くらいのお子さんにもぜひ読んでほしいです。
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